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国 VS 国民~悲しい戦い (後)

 2012-01-22
昨日の

国 VS 国民~悲しい戦い (前)

の、ニューヨークタイムズの記事のつづきです。


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Japanese Struggle to Protect Their Food Supply
食料供給を守るために奮闘する日本人
(後)


Farmers like Mr. Muto say they have no choice because they have seen little if any compensation and must make a living. So far, Fukushima Daiichi’s operator, Tokyo Electric Power, has offered full compensation only to farmers in the zones that were evacuated, which were within 12 miles of the plant, and a larger area to the northwest, where winds carried much of the fallout.
ムトウさんのような農家の人たちは、賠償があったとしても、とても少なく、生計を立てていかなければならないので、何の選択肢もないのだと言います。今のところ福島第一原発の管理者、東京電力は、避難地区、つまり原発から12マイル(20km)の農家と、風で多くの放射性降下物が運ばれた、その北西の広大な地域にのみ包括的な賠償を行っています。


That approach is in line with the government’s basic stance since the accident: limiting as much as possible the size of the land area affected in this densely populated nation. Officials admit that many people question the wisdom of allowing farms so near the plant to operate, but they say that once they stop farming in an area because of radiation, it will take years to persuade the public to allow them to start again.
この取り組みは、この事故以来の政府の基本的なスタンスに沿っています。人口密度の高いこの国で、被災地の面積をできる限り限定する、と言うものです。官僚たちは、多くの人々が、原発に近い農場で農作物を作らせることが賢明なのか疑問に思っていることは認めていますが、放射能のせいでひとたびその地域での作付けをやめてしまったら、そこで再び始めるのを許すことを住民に説得するには、何年もかかるだろう、と言うのです。


“Consumers might think the best choice is not to farm here, or just throw the food away, but producers see it differently,” said Wataru Amano, chief of the rice section of the Fukushima prefectural government.
「消費者は、ここで農業をしないということが、あるいはただ作物を処分してしまうことが、最善の選択だと考えるかもしれません。しかし生産者には違う見方があるのです。」福島県の米担当課長のアマノ・ワタル氏は述べました。


However, farmers here have a different view. Even before the discovery of tainted rice in November, they said, the government’s current policy had left them no choice but to keep farming. Now, they said, they face economic ruin because no one will buy their rice.
しかしながら、ここの農家は違った見方をしてます。11月に汚染米が見つかる前でさえ、行政の今の方針では、彼らに農業を続ける以外の選択は何も残されていなかったのだと言います。今は、誰も自分たちの米を買わないので、破綻に直面しているのだ、と話しました。


“This happened because those up above did not want to pay compensation,” said a 74-year-old rice farmer, who gave only her surname, Sato, for fear that further association with radiation could spell the end of her farm, which has been in the family for six generations. “We did what they told us to do, and now we are being wiped out.”
「お上の人間が、賠償金を払いたくなかったことで、こんなことが起こったのです。」74歳の米農家の女性は言います。サイトウという苗字だけを教えてくれました。放射能の被害がこれ以上続けば、6世代続いた農場をが終わってしまうと怖れているのです。「私たちは言われたとおりのことをやりました。そして今、崩壊させられようとしているのです。」


Farming officials say they have too few radiation-detecting machines to test every product from every farm; there are only a few dozen machines in all of Fukushima Prefecture, a region about the size of Connecticut, with 110,000 farms. However, they acknowledge that random sampling has proved inadequate because the explosions at the plant spread radioactive particles unevenly across communities, creating small “hot spots” of high radioactivity.
農業担当の役人は、全農家からの生産物を全て検査するには、放射能検知測定器があまりにも少ないのだと言います。コネチカット州と同じくらいの大きさで、11万軒の農場がある福島県全体で、数十機しかありません。しかしながら、原発の爆発で、この地域に放射性粒子がまだらに拡散され、放射能汚染の高い小さな「ホットスポット」を作っているので、任意のサンプル検査が適当でないことは認識しているのです。


Prefectural officials say that since the discovery of tainted rice, they have tested rice from 4,975 farms in Onami and 21 other communities mostly in the relatively contaminated areas to the northwest of the plant. They said the rice from about one-fifth of those farms contained cesium, though most of it at low levels. Only 30 farms exceeded Japan’s current safety level for radiation in food.
県の職員たちは、米の汚染が発見されてから、大波と、比較的汚染の高いの21の地域から原発の北西までの4975軒の農家からの米を検査しました。ほとんどが低レベルでしたが、約5分の1の米がセシウムを含んでいたと言います。30軒の農地だけが、現在の日本の食品に含まれる放射能の安全基準を超えました。


However, almost 300 farms had rice that would exceed a new, tougher safety level that the Health Ministry is to adopt in April, bringing Japan in line with most developed countries. “We must regain public trust by putting together a new screening system as quickly as possible,” Mr. Amano said.
しかしながら、ほとんどの先進国に沿うよう、4月に厚生省が施行する、新しい、より厳しい安全基準では、ほぼ300軒の農家の米がその基準を超えることになるのです。「新しいスクリーニングシステムをできるだけ早く取り入れて、人々の信頼を取り戻さなければなりません。」とアマノ氏は話しました。


Still, farming officials have so far resisted removing what many consumers say is the biggest hurdle to regaining their trust: the lack of transparency in the government’s radiation testing. Many consumers complain that the results of radiation tests are kept intentionally vague so consumers cannot tell exactly where the readings come from.
多くの消費者が信頼を取り戻すための最大のハードルだといっているもの、つまり、行政の放射能調査の透明性の欠如、を払拭することについて、農業担当の役人は、今のところまだ抵抗しています。多くの消費者が、放射能検査の結果が、意図的に曖昧にされていて、実際にどこからその値が出ているの分からないのだと苦情を訴えています。

Agricultural officials and many farmers fear that revealing more detailed results would scare away consumers, who might be spooked by even low levels of radiation. “We hear the calls for more disclosure, but revealing more detailed data would just hurt too many farmers,” said Osamu Yoshioka, a food safety official at the Ministry of Agriculture.
農業担当や、多くの農家が、詳細にわたる結果を明らかにすることで、低レベルの放射能にさえおびえている消費者を怖がらせてしまうと怖れているのです。「もっと公開するという要求は聞いています。でも、これ以上の詳細のデータを公開すれば、あまりにも多くの農家を傷つけることになるのです。」と、農水省の食品安全担当、ヨシオカ・オサム氏は述べました。


That view was disputed by shoppers at Vegetable Cafe Harmonize, a small grocery store here that sells produce only from western Japan, far from the nuclear plant. One shopper was Junko Kohata, a 42-year-old real estate agent who said she avoided all Fukushima-grown produce because the government only reveals whether it is above or below the permissible level.
その見解は、ベジタブルカフェ、ハーモナイズで議論されました。ここでは、原発からはるか遠くの西日本からのみの生産物を売っています。ここの顧客の不動産をやっているコハタ・ジュンコさん(42)は、政府は、規準値より高いか低いかしか明らかにしないので、福島産のものは避けている、と言います。


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Ko Sasaki for The New York Times
Vegetable Cafe Harmonize, in Fukushima, sells produce grown far from the stricken Fukushima Daiichi nuclear plant.



“I’d rather buy local, but I have no choice but to protect myself,” Ms. Kohata said. The store was opened two months ago by the Network of Parents to Protect Children from Radiation, known here as Mamorukai, which was started by a few dozen concerned parents after the accident. In nine months, it has grown into a nationwide network with 200 chapters.
「地元のものを買いたいですが、自分を守るためには、他に方法がありません。」とコハタさんは話しました。この店は、「守る会」で知られる"子供たちを放射能から守るネットワーク"により、2ヶ月前にオープンし、事故後、十数人の気をもんでいる親が始めたものです。9ヶ月でそのネットワークは200の支部を持つまでに日本中に広がりました。


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“If the government treated us like adults, there would be no need for Mamorukai,” said Sachiko Sato, a network founder. “Japan must build an entirely new food-monitoring system that we average people can really trust.”
「政府がわしたちを一人前の大人のように扱えば、守る会などいらないのです。」とネットワークの創設者であるサトウ・サチコさんは言います。「日本は、私たちのような一般の人々が本当に信頼できるような、包括的な新しい食品モニタリングシステムを構築しなければならないのです。」






放射能汚染は恐ろしいことですが、

その恐ろしい事の真相を隠そうとする行政の姿勢は、

もっと恐ろしく感じます。



隠すことに必死になるのではなく、

人々の叡智と強さを信じて、

分っている真実を全て共有し、

共に最善の策を探っていけるような社会は、

ただの理想でしかないのでしょうか。



ならば、やはり、


一人ひとりが、今の活動を広げ、

自ら実現していくしかありません。



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Blue Dolphine

Author:Blue Dolphine
ボア君 21歳
(いのしし年生まれ)
ラビ君 18歳
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と連れ合いに、そして周りの全ての人たちから日々幸せをもらっている母です。

バンクーバー近郊に被曝からの避難を考えている方、できる範囲でお手伝いします。遠慮なくご連絡ください。




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