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繰り返してはいけない歴史

 2011-10-20
ありのままの現実が正式に伝えられない中で、不安、期待、絶望、怒り、あきらめ、決断というサイクルを、何ヶ月もの間繰り返している人々苦悩は、どんなものだろう。。。


オーストラリア、ABCのマークから、また、レポートが入りました。


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Japanese communities record Chernobyl-level radiation
日本の地域、チェルノブイリレベルの放射能を記録


Australian Broadcasting Corporation
Broadcast: 19/10/2011
Reporter: Mark Willacy





STEVE CANNANE, PRESENTER: Seven months on from Japan's nuclear meltdown, thousands of people are still unable to return to their homes around the Fukushima nuclear power plant.
スティーブ: 日本の原子力メルトダウンから7ヶ月、福島原発周辺の家に、何千人もの人々がまだ戻れずにいます。


And for many of them, the terrible realisation is sinking in that they may never go back.
そして、それらの多くの人が、もう二度と帰れないかもしれないという、恐ろしい悟りに陥っているのです。


Some communities have been found to be radiation hotspots, with levels comparable to those found at Chernobyl.
いくつかの地域では、チェルノブイリに匹敵する放射能ホットスポットが見つかっています。


Many of those affected say they've had little help from the Japanese government as they struggle to come to terms with what's happened.
被災者の多くが、何が起こってしまったのか、あきらめて受け入れることにもがいているときに、政府はほとんど何もしてくれなかったと言います。


The ABC's North Asia correspondent, Mark Willacy, travelled to one of the Fukushima hotspots and talked to some of those dealing with the ongoing legacy of this disaster.
ABCの北アジア特派員、マークは、福島のホットスポットに行き、この災害の、現在進行の遺産を扱っている人々と話をしました。


MARK WILLACY, REPORTER: He's a practitioner of Zen, a seeker of enlightenment in an age of nuclear fallout.
マーク: 彼は、禅僧です。放射能の降り注いだ時代において、悟りを捜し求めています。


Koyu Abe is the chief monk of Fukushima's 400-year old Joenji Temple and this is a sutra for peace and rebirth, a prayer for the resurrection of an entire community choked in radiation.  
阿部光裕氏は、福島の400年続いている常円寺の住職で、これは、平和と輪廻のためのお経です。放射能で枯れてしまった地域の再生への祈りです。
(安部住職のブログは、こちら。6月30日から7月14日間までの記事でですが、また、続けて欲しいな、と思いました。)


KOYU ABE, BUDDHIST MONK (voiceover translation): This radiation is like an invisible snow. It's fallen and brought us a long winter. But eventually the snow will melt and spring will come.
安部住職: 放射能は、見えない雪のようなものです。私たちに降り注ぎ、長い冬を運んできます。しかし、最後に雪は解けて、春が来るのです。


MARK WILLACY: To help his community rid itself of this invisible snow, Monk Abe is allowing people to dump their radioactive topsoil on temple land.
マーク: 目に見えない雪を、彼の地域から取り除くために、安部住職は、人々が表面を取り除いた汚染された土を寺の土地に捨てるのを許しています。


Armed with his four Geiger counters, he shows me just how contaminated this earth is.
4つのガイガーカウンターで武装し、この地がどれだけ汚染されているのかを見せてくれました。


The Japanese-made Geiger counter quickly blasts off the scale. The others reveal radiation levels ten times beyond what's considered safe.
日本製のガイガーカウンターは、すぐさま目盛りを振り切りました。他の測定機は、安全とされている値の10倍の放射能レベルを超えていました。


KOYU ABE, BUDDHIST MONK (voiceover translation): The radiation level here is so high that some of the Geiger counters can't measure it. But I still accept this contaminated soil.
安部住職: ここの放射能レベルはあまりにも高く、測ることのできないガイガーカウンターもあるのです。しかし、まだ汚染土は受け入れています。


MARK WILLACY: But to get a real sense of just how contaminated some of these areas are, I have to travel closer to the shattered nuclear plant to a community abandoned to the ravages of radiation.
マーク: しかしながら、これらの場所のいくつかが、どんなに汚染されているかという本当の意味を知るには、粉砕した原発の近くまで行き、人の居なくなった放射能の荒野の地域に行かなければなりません。


Well I'm just crossing the mountains into Iitate and our Geiger counter is spiking, it's quadrupled just in the space of a minute or two in terms of its reading. So there is no doubt that this place is a radiation hotspot, especially since they found radioactive plutonium there just a couple of weeks ago.
今、飯舘村に続く山々を越えています。ガイガーカウンターが跳ね上がっています。その測定値はたった1.2分で4倍になりました。この場所がホットスポットであることは疑いありません。特に、丁度2週間前に、プルトニウムが見つかっていますから。


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I've come to meet Kenichi Hasegawa, and as I pull into his farm in Iitate, the Geiger counter reading begins to rise.
私は、はせがわ・けんいちさんに会いにきました。飯舘の彼の農場に入ると、ガイガーカウンターの測定値が上がり始めます。


Before the nuclear meltdowns Mr Hasegawa was a dairy farmer. Now his sheds are empty, his cattle slaughtered or sold off, his property is deserted and increasingly derelict.
原子炉のメルトダウンの前、はせがわ氏は乳牛酪農家でした。今では、その牛舎は空っぽです。牛たちは処分されるか、売られてしまったのです。彼の所有地は、荒れ果て、だんだん見捨てられていきます。


Ask him about the performance of his government during this crisis and Kenichi Hasegawa goes close to meltdown himself.
この危機状況の間、政府のやり方がどうだったか尋ねると、長谷川氏は、彼自身がメルトダウンしそうになりました。


KENICHI HASEGAWA, FUKUSHIMA FARMER (voiceover translation): I have absolutely no trust in the Government. I thought they could deal with a nuclear accident, but it is a joke. So now all they do is cover up and hide data. All the while we were exposed to more and more radiation. What the hell are they doing?
はせがわ: 政府のことは全く信用していません。政府は、原発事故を処理できると思っていましたが、冗談じゃありません。彼らがしたことは、データを隠蔽し隠しただけです。その間中、私たちは、どんどん被爆していたのです。いったい何をやっていたというのだ?


MARK WILLACY: There's no doubt Kenichi Hasegawa's farm is in a hot zone. A screeching Geiger counter attests to that.
マーク: はせがわ氏の農場がホットゾーンにあることは確かです。ガイガーカウンターがそれを証明しています。


The nuclear fallout has scattered Mr Hasegawa's family. His son will no longer inherit the farm.
放射能の降下ははせがわ氏の家族をばらばらにしました。息子はもう農場を継げません。


But what reduces this stoic farmer to tears is the tragic story of a close friend, also a dairy farmer, who took his own life when told to slaughter his animals and leave his land.
しかし、この冷静な酪農者を涙させたのは、友人の悲劇的な話です。彼も乳牛酪農家でした。自分の牛たちを処分し、土地を離れるよう言われたとき、自らの命を絶ったのです。


KENICHI HASEGAWA (voiceover translation): When I heard the news, I went to his home and he was already in a coffin. But I still couldn't believe it. I opened the coffin and then I saw him. I choked up. Before the nuclear disaster, he'd been so happy.
はせがわ: その知らせを聞いたとき、彼の家に行ったのですが、もう、お棺の中に居ました。それでもまだ信じられなかったのです。お棺をあけ、彼の姿を見ました。息が詰まりました。放射能災害の前、彼はずっと幸せだったのです。


MARK WILLACY: The Fukushima meltdowns have displaced 80,000 people. Many of them, like Tomoe Unuma and her daughter Hana, are still living in shelters scattered throughout Japan.
マーク: 福島のメルトダウンは、8万人の人々を強制退去させました。うぬま・ともえさんと、娘のはなちゃんのような、多くの人が、今でも日本中に散らばった避難所で暮らしています。


Tomoe Unuma has been allowed to return to her home once to collect some belongings.
ともえさんは、所有物を撮りに一時帰宅を許されました。


Less than three kilometres from the oozing remains of the nuclear plant, the village of Futaba is now an overgrown, decaying ruin.
まだ漏洩している原発から3km以内の双葉町は、今では植物が生い茂り、廃墟へと崩壊しています。


TOMOE UNUMA, FUKUSHIMA EVACUEE (voiceover translation): When we entered the zone it hit me just what a terrible mess it had become. Normally it's a beautiful place of rice fields and homes, but it was choked with weeds. I can't forget that scene.
ともえ: この地区に入ったとき、なんて恐ろしく荒れ果ててしまったのかと、衝撃でした。普通は、田んぼや家のある美しい所なのです。でも、雑草だらけになっていました。その光景は忘れられません。


MARK WILLACY: For 10-year-old Hana Unuma, life now means separation from her friends and her father, who was forced to find work in another part of the country.
マーク: 10歳のはなちゃんにとって、人生とは、友達と父親から離れてしまうこと、を意味しています。父親は他の地方で仕事を見つけざるを得なかったのです。


HANA UNUMA, FUKUSHIMA EVACUEE (voiceover translation): I think about home sometimes. But I know I can't go back and it makes me sad.
はな: 自分の家のことは時々考えます。でも、戻れないことは分かっていて、とても悲しくなります。


MARK WILLACY: Across Fukushima there are countless more stories like those of the monk Koyu Abe, the farmer Kenichi Hasegawa and the evacuee Tomoe Unuma, stories of resilience, loss, and hope.
マーク: 福島中に、安部住職、はせがわさん、ともえさんたちのような話が、数え切れないほどあるのです。回復、喪失、希望、の話が。


KOYU ABE (voiceover translation): Monks like me must ease people's suffering. If there's something I can do, I need to take action.
安部住職: 私のような僧侶は、人々の苦悩を和らげなければなりません。出来ることがあるのならば、実行する必要があります。


TOMOE UNUMA (voiceover translation): They say God never gives you a challenge you can't overcome, but I don't know if I'm strong enough to overcome this.
ともえ: 神様は、乗り越えられない試練を与えないといいます。でも、わたしが、これを乗り越えられるほど強いか、分かりません。


KENICHI HASEGAWA (voiceover translation): We might come back, but I won't let the children come back. It will never be safe for them. But I'd like to return and have my bones buried here.
はせがわ: 戻ってくるかもしれない。でも、子供たちは戻って来させられません。安全になるということはありえません。でも、わたしは戻って来たいし、ここに自分の骨を埋めたいのです。


MARK WILLACY: The invisible snow of radiation continues to haunt Fukushima. And for thousands here, it could stalk them all their lives.
マーク: 目に見えない放射能の雪は、福島につきまとい続けます。ここに居る何千もの人々にとって、それは、彼らの全人生に忍び寄るのです。

Mark Willacy, Lateline.





もう、


呪縛から解いてあげて欲しい。


チェルノブイリの放射能との戦いの歴史は、まだ終わっていません。


福島の放射能との戦いの歴史は、まだ始まったばかりです。


次々に、また、新しい戦いの歴史が始まるのかも知れません。


でも、

「歴史は繰り返す」

と言う言葉を、本当だなぁ、などと納得したくありません。

どこかで、この繰り返しを絶ちたい!

福島の戦いが、

「新しい歴史の幕開け」

であって欲しいと

そう、願っています。



人々に降りかかった目に見えない雪は、

あまりにも長い冬を確約しています。

でも、

人間の善意と、覚悟と、賢明な決断で、


人々の心には、春をもたらすことができるのです。


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コメント
なぜ、歴史が繰り返すのか。 戦争だって、放射能だって、体験した当事者が、誰一人だって、『ぜひ、もう一度』って、思ったり、言ったり、描いたりしたでしょうか。

どうして、『もう2度と。』と、すてべの体験者が思うことを、他人が平気で、繰り返せるのか。

人類が、事実、現実を、客観的、主観的、哲学的、理論的、そして、科学的に、キチンと、解釈理解、学習していないことと、その『こと』からの、気づき。反省、咀嚼、卒業というステップをキチンと踏んでいないことが原因だと思います。

一部の種の人間の、刹那的な『都合』『体裁』を作ろうために、犠牲になっていることの大きさに、やっぱり、大勢が、目覚めないといけません。


Wake up call。。。。だよ。ホント。
【2011/10/21 07:08】 | Meiko #- | [edit]
めいこさん

気付くことを妨げているのは、たいてい、権力だったり、私欲だったりするのでしょう。
そんな風に、天地創造されたのかもしれないですね。これは、自然界の中にいる、人間というものに与えられたチャレンジなのだと思っています。

でも、世界中の全人口から考えてみたら、気付けない人は、1%にも満たないのかもしれません。
それでも、その少数の人のなかに、世の中を動かす力を握っている人がいる。

3.11は私にとってもWake Up Callでした。
今、Washinton St.で始まった「We Are the 99%]運動。
これって、なんか、貧富の差だけに留まらず、全てに関して、本当だなぁ、って思うんです。
これが、新しい、目覚めの時代の始まりの1つだと、信じようと思っています。
【2011/10/21 22:13】 | Blue Dolphine #- | [edit]











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Author:Blue Dolphine
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(いのしし年生まれ)
ラビ君 18歳
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と連れ合いに、そして周りの全ての人たちから日々幸せをもらっている母です。

バンクーバー近郊に被曝からの避難を考えている方、できる範囲でお手伝いします。遠慮なくご連絡ください。




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