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国際赤十字派遣員の日記

 2011-03-29
国際赤十字赤新月社連盟より、BBCの依頼により記された、日本に派遣されているKathy Muellerさんの日記が、ウェブサイトに掲載されました。





1日目、2日目をご覧になりたい方は、こちら


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Photo from BBC


Day three
3日目

On a normal day, the gym at this youth centre in Yamada, Iwate prefecture, would be filled with kids, shooting hoops, or playing volleyball or badminton. But these are not normal days. This gym is now doubling as an evacuation centre; it is home to almost 300 earthquake and tsunami survivors.
いつもなら、この岩手県山田町にあるユースセンターの体育館は、輪投げや、バレーボール、バトミントンなどをする子供たちで沸きかえっているのですが、今ではそのような日常はありません。この体育館は今は非難センターとしてその姿を変えています。300人の被災者の暮らすところとなっているのです。


They huddle together on blankets on the floor, their meagre belongings crammed tightly into plastic bags form a mini-fortress around their allotted space.
彼らは、床にひいた毛布の上に、身を寄せ合っています。ビニール袋に入れられた、彼らのわずかな身の回り品がひしめき合って並べてあり、割り当てられたスペースの周りを囲む小さな要塞のようです。


An elderly couple invite me to sit. Katsuko does all the talking. Her husband, Kisaburo, is now 80 years old, and his hearing is failing him. She tells me their house is on top of a hill and survived the disaster, but they don't have water or electricity so they now live in the evacuation centre.
ある老夫婦が、彼らのところに座るように招いてくれました。かつこさんが全てを語ります。夫のきさぶろうさんは80歳で、耳もよく聞こえなくなっているのです。彼らの家は丘の上にあって、倒壊は免れたものの、水も電気も通っていないので、避難所で暮らしているのだと言います。

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Photo from BBC,かつこさんときさぶろうさん



She talks about losing her brother, nieces and nephews when the giant waves swept through their town. She says many more are still missing, but she doesn't cry. She says she can't show tears. She is not the only one who is suffering.
彼女の弟、甥、姪は、巨大な津波に町ごと襲われて、亡くなってしまいました。他に何人もの行方がまだ分かっていないのだそうです。でも、彼女は泣いたりしません。涙を見せることなどできないといいます。同じように苦しんでいるのは彼女だけではないのです。


Katsuko says she is grateful for the three meals she and her husband are receiving at the centre, for the heat that is provided. She has managed to have two showers since the tsunami, humbly visiting a relative's house to do so.
かつこさんはまた、2人がここで頂ける3度の暖かい食事がとてもありがたい、言います。親類の家にお願いして、津波以来、なんとか2度シャワーを浴びることもできたのだそうです。


Katsuko says she needs nothing, explaining that she can at least return to her house to retrieve clothing. She wants us to focus on her neighbours, who lost absolutely everything.
自分は何も必要ありません。家に戻り洋服を持ってくることができるのだから。全てを失ってしまった、この周りにいる人たちを気遣ってあげてください。と語りました。

These are long days in the evacuation centres. There is not much to do, but Katsuko doesn't complain. She passes the time sleeping, chatting with other ladies, and walking around the centre to keep in shape.
非難センターでの日々は長いです。あまりすることもないのですが、かつこさんは文句ひとつ言いません。寝たり、他の人とおしゃべりしたり、運動のために、センターの周辺を歩き回ったりして時間をつぶしています。


She and Kisaburo have experienced a lot during their 50 years of marriage. When I ask for their wedding date, she laughs, saying she can't remember. It is then her husband speaks for the first time. "January 16th," he says with a smile. "You shouldn't forget that!" A small moment of levity at a time when laughter is hard to come by.
この夫婦は、50年の結婚生活で、いろいろな経験をしてきました。結婚記念日をたずねると、彼女は笑い、覚えていないと言いました。そのとき初めてきさぶろうさんが、「1月16日」と笑顔を浮かべて声を出しました。「忘れるなんて、けしからん。」笑顔などなかなか出せない時の、ほんの少し、明るくなった瞬間でした。




Day four
4日目

It is freezing here in northern Japan. Every day we are driving through heavy snow. At night, the mercury dips below zero. I shudder as I climb into my sleeping bag, beneath the blankets of the hotel bed, not even bothering to change out of my clothes. Fuel is still being rationed, so there is no heat here.
今日の東北は冷え切ってきます。毎日大雪の中運転しています。夜には、温度計の水銀が0度以下に下がります。ホテルのベットの毛布の下の寝袋に震えながらもぐりこみ、洋服を着替えるなんて事は考えません。燃料の配給はまだ制限されていて、暖房も効いていないのです。


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Photo from BBC


Fuel shortages mean that many are experiencing severe cold in evacuation centres. And as I drift off, I think about how cold the people in the evacuation centres must be. I visited one in Yamada, a youth centre that is now housing approximately 40 handicapped elderly tsunami survivors. They can't feed themselves. They can't take care of themselves. They can't move.
燃料が足りないということは、非難センターにいる大勢の人が厳しい寒さと戦っているということです。私は、居眠りをしているとき、どんなに非難センターが寒いのか考えずにはいられません。私が訪れた、山田町にある避難所のひとつ、ユースセンターには、およそ40名の障害のあるお年寄りが身を寄せています。彼らは、自分で食べることも、身の回りのことも、動くこともできないのです。


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Photo from BBC


During the day, these frail, crumpled people sit bundled up in blankets around the space heater that is inadequate to warm the large common room. At night, they are moved to individual sleeping quarters, where there are no heaters. I wonder - will they have survived the devastating events of 11 March only to succumb to the cold?
昼間は、この体の弱ったお年寄りの人たちが、毛布に丸まって、この大きな場所にはあまりにも不釣合いのストーブの周りに座っているのです。夜は、暖房のない、自分たちの寝る場所に移動させられます。私は、あの、3月11にちの凄まじい出来事から、この寒さに屈するためだけに、生き残っているのか、と思ってしまうのです。


Japanese Red Cross doctors tell me they are now treating more patients for influenza and hypothermia. Body temperatures are plummeting in the cold weather. People, particularly the vulnerable elderly population, are shivering and confused. It is a challenge to meet their needs.
日本赤十字の医師たちは、今では、インフルエンザと低体温症の治療に追われているといいます。体温がこの寒さで急激に下がっているのです。特に体の弱いお年寄りの人たちは、寒さに震え、当惑しています。彼らが必要としているものを満たすのは、難題なのです。


Red Cross teams have searched but cannot find adequate shelter for them. Even if they did find better accommodation, there isn't the fuel to transport people and most don't want to leave. They want to stay in surroundings they are familiar with, even if those surroundings are full of broken buildings, twisted metal, and overturned cars.
赤十字のチームが適当な避難所を捜索しましたが、みつかりません。たとえ、もっと条件のよいところが見つかったとしても、被災者をそこに運ぶ燃料がないのです。そして、ほとんどの人が、土地を離れたがらないのです。たとえ、周り中の建物が崩壊し、捻じ曲がった金属や、ひっくり返った車両に囲まれていても、馴染みの深いところにいたいのです。





お金で解決できないことが沢山あります。

何かしたいという一心で寄付金を集めている世界中の多くの人たちの心の温かさが、実際の寒さを緩めることができないのも現実なのだと思います。

でも、願いと祈りのこめられたその寄付金が、その現実に打ち勝つ力を与えることが出来るかもしれません。

いつか、きっと、この想いが届き、力になってくれるということを信じて。



だから、

寄付金は、彼らに寄り添っているその気持ちと共に、どんなルートをたどっても、彼らに届きさえすれば、それでよいのです。

その人が一番信頼できて、安心できる形ですればよいのです。


在バンクーバー日本国領事館も義援金を受け取っているようです。

どの方法をとっても、最終的には、日本赤十字に送金されます。

6万人の社員と2百万人のボランティアが登録されているという日本赤十字は、災害対応の体制が万全に整っています。

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私は、日本国内から、世界中から集められる義援金と、彼らのスキルとチームワークに、願いを託したいと思います。



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Blue Dolphine

Author:Blue Dolphine
ボア君 21歳
(いのしし年生まれ)
ラビ君 18歳
(うさぎ年生まれ)
エリー 9歳
(ラブラドール犬 ♀)

と連れ合いに、そして周りの全ての人たちから日々幸せをもらっている母です。

バンクーバー近郊に被曝からの避難を考えている方、できる範囲でお手伝いします。遠慮なくご連絡ください。




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