戦争-ビジネス-メディアの絆

 2017-02-19
池上彰 緊急スペシャル3時間企画!
「なぜ世界から戦争がなくならないのか! 」




「イスラム国」の実践計画
まるで予言していたかのように計画的どおりにおきているが、あの数々の事件。

イスラム国から見えてくる、本当の戦争のなくならない理由とは?

戦争というビックビジネス

中東
過激派組織「イスラム国」
「イスラム国」の暴挙を予言しているかのような計画があった。
20年にも及ぶ長期計画、そこに記された2016年の計画は、「全面対決」

2016年6月29日、「イスラム国」という国家の樹立を一方的に宣言。

ネットで宣言した「イスラム国」が目指す領土。
no war1

かつて一度でもイスラム圏だった国々を全部取り戻す、という野望。

イスラム帝国の復活。

20年にも及ぶ長期計画がある。

2000年から20年にわたる7段階の実践計画。

no war2

第1段階 2000-2003 目覚め 世界のイスラム教徒に対して「目覚めよ」という行動が始まった。
2001年9月11日 アメリカ同時多発テロ

第2段階 2003-2006 開眼 イスラムの地が異教徒の手に落ちるという現実に直面し目を見開いた時期
2003年3月~2011年12月 イラク戦争 アメリカなど諸外国の異教徒たちに占領された戦争
2006年、戦闘が続いていたイラクではアルカイダから別れた過激派が今のイスラム国の前身になる「イラク・イスラム国」を組織
アルカイダが手に負えなくなって破門している人たち

第3段階 2007-2010 起立 イスラム過激派がイラク国内でテロ行為を続け勢力を広げていく-立ち上がれ。

第4段階 2010-2013 回復と変革を起こす力を持つ 
2010年12月からチュニジアから始まった 「アラブの春」 独裁政権によって押さえつけられていたアラブ諸国の人々が、文字通りイスラム諸国の回復と変革を起こすために力を持った時期。
2011年4月 シリアでアサド大統領が民主化運動を武力制圧した結果、シリア国内で泥沼の内戦が始まった。

その混乱に乗じて勢力を広げたのが「イスラム国」の前身、「イラク・イスラム国」
隣国シリアで起きた混乱に乗じ、名前を「イラク・レバントのイスラム国」と変えてシリアに乗り込む。

no war3

第5段階 2013-2016 国家の宣言

大6段階 2016-2020 全面対決 イスラムの教えを信じるものと信じないものとが全面対決をする時期になる。
2015年11月13日 仏・パリ同時多発テロ 神の祝福を受けたガズワ(侵略)と宣言 
2015年12月2日 米・カリフォルニア州銃乱射事件 (イスラム国の考え方に共鳴して事件を起こした)
2016年1月12日 トルコ・イスタンプール自爆テロ
2016年1月14日 インドネシア・ジャカルタ爆弾テロ

イスラムの教え(イスラム国風の考え方を持つ人)を信じるものと信じないものとが全面対決をする時期になる。イスラム教徒全体に対する偏見が広がるのは都合が良い。「イスラム」か「反イスラム」かという形で全面対決になっていく。

第7段階 2020~ 最終的な勝利 「イスラム帝国」の復活は2020年に実現する。

史上最も裕福なテロリスト集団。過激派「イスラム国」の1ヶ月の収入は96億円。


なぜ世界から戦争がなくならないのか?

宗教(宗派)・民族の違いや経済的格差などが絡み争いが生まれる。

テロをなくすにはどうすればいいのか?
少しでも格差をなくしていく。きちんとした教育をしていく。
格差や差別をなくすための努力や教育をしていく。


戦争はビックビジネス。



いったいなぜ世界から戦争がなくならないのか。

なぞを紐解くと、みえてくるものは・・・
no war4

アメリカ国民を支えている軍事産業の実態。

no war5

アメリカが今向かっているのは戦争の民営化。

広告代理店が巨額の報酬を得て戦争へ誘導。

no war6

ギネス世界記録に認定されたロシアの銃製造工場。

『イスラム国」も所有する銃の秘密とは?

世界には私たちの知らない多くの戦争ビジネスが存在していた。

戦争によってお金が動き潤う企業がある。

no war7

no war8


no war9

実際アメリカにどれくらい軍需産業に関わる企業があるのか。

2010~14年に国防省が直接契約した軍需企業、延べ14万社
それぞれに下請けの企業がたくさんある。

売り上げトップ5

no war10

もし兵器の需要がなくなると、こういう会社で商売上がったり、ということになると、ここで働いている多くの人が失業する、ということになる。契機が悪化してしまう

ロシアには「世界でもっとも多く使われた」ギネス世界記録を持つ武器がある。

no war11

カラシニコフ銃

戦争で大勢の人が死んでしまったということを憂えた愛国者、ミハイル・カラシニコフ氏が、ロシア軍がどこでも、誰でも使えるような銃を造りたい、といって造った銃。

アルカイダの指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者が好んで使用していた。

改良した「AK-47」が世界に広まる。

現在は「イスラム国」の戦闘員が使用。

なぜ世界に広まったのか。
1. 壊れにくい
2. 扱いやすい。 女性子供も組み立てられる
3. 安い 平均4万8000円 アフリカで1450円から売られている。

この"ヒット商品”の2014年の売り上げ、55億円。

ノースカロライナ州 アシュボロ市 人口およそ2万5000人
フォックスアパレル社、国防総省からの注文を受けて、兵士の戦闘服 月に3万着を作っている。
売り上げの65%が兵士用のズボン。 

no war12

彼女たちはこの仕事に愛国心と誇りを感じて取り組んでいた

アメリカ軍が戦地に行けば行くほど、彼女たちの仕事は増える


民間軍事会社 - 民間が設立した戦闘要員と警備員の派遣会社 - 元軍人が多くいる。

戦地での正規軍と民間軍事会社の見分け方。

ユニフォームが違う。

no war13

非戦闘員は保護しなければならない。

年間数億から12兆円の売り上げ。

no war14

戦地で死んでしまったり負傷してしまった場合、正式な戦死者・戦傷病者として扱わない。

兵士が大勢死ぬとアメリカ政府、大統領は批判されるが、民間の戦闘員は戦死者としてカウントされないので非難されない。

兵士の場合、遺族に対する年金、治療費 6兆4800億円 (2013年) 民間会社の場合、払わなくてよい。

戦争の民営化。

広告代理店。

戦争のPRをするビックビジネスにしている広告代理店。
1990年湾岸戦争時、ヒル・アンド・ノウルトン社がクエートのある団体から受けた注文。

no war15

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米下院議会人権委員会の公聴会

「議長並びに委員会の皆さん、私の名前はナイラです。
クエートから来たばかりです。
私は国のために何かをしたいと思いました。
進行の2週間後、私は病院で12人の女性とボランティアをしていました。
そこにいた時、イラク兵が拳銃を持って入ってくるのを見ました。
彼らは保育器の中から赤ちゃんを取り出して、保育器を奪いました。
赤ちゃんは冷たい床に置き去りにされなくなりました。
それは恐ろしい光景でした。」

と涙ながらに語った生なましい証言。

有力紙が報道。

アメリカは1991年1月、アメリカは湾岸戦争への軍事介入。

広告代理店のミッションは成功。 クウェートからの報酬は約14億円

ナイラ証言からおよそ2年後、ニューヨークタイムズのスクープ。

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ナイラ証言はうそだった。

在米クウェート大使の娘でアメリカ育ち。 クウェートには行ったことするなかった。

イラク兵が病院の保育器にいた赤ん坊を殺したという事実はうそ。

どのようにナイラさんの正体を暴いたのか。



政治や芸術などをあつかう人気の月刊誌。

その歴史ある雑誌社の社長。

no war18

ある人物から飛んでもないうわさを聞きつけた。

no war19

疑いをもった彼がまず取った行動は、在米クェート大使館への電話。

「バカなふりをするのではなく、多くのことを知っているぞ、というふりをしたんです。

(大使)の秘書に電話をかけ、ナイラは人前に出て、語るべきではないか。彼女の証言がアメリカ国民を説得したのだから、人前にでて自分が大使の娘であると明かす時期ではないか、といってみたんです。

すると秘書は「なぜそれを知っているの?誰も知らないはずなのに。」と言いました。

これで確証を得たんです。」

次に、この一連のプロパガンダを画策したとされるHill+Knowltonに電話をかけた。

「Hill+Knowltonの幹部に電話をかけ、なぜこんなことができたの?と聞くと、かれは、どうしてできちゃったのかはわからないけど・・といいました。彼もまたわたしに確証をくれたのです。」

ナイラ証言から2年後、ついに
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さらに驚くべく証言。。。

「クエートから(Hill+Knowlton)に依頼したのではなく、(アメリカ)政府がクエート側に、君たちには広告が担当が必要だとしたのでしょう。」

no war21

「当時、公聴会の議員は確実に知っていたと思います。もしろんホワイトハウスの人々も。なぜならホワイトハウスがHill+Knowltonをクエートに薦めたからです。」

「悲しいのは、誰も疑わなかったことです。この子は誰?本名は?と聞くべきだったのです。」

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Hill+Knowltonの苦しい弁解

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「公聴会でうその証言をさせられたと非難されていますが、それは真実ではないと強く主張します。私はナイラを信じます。信じない理由はありません。そのストーリーに作為はなく、私の心に響いたのです。」

スピーチ原稿の作成やスピーチの仕方などを教えたことは他のニュース番組で認めましたが、疑惑については否定している。

ナイラさんはその後追及されることはなかった

スクープ記事が出たのは、湾岸戦争が終わりおよそ1年がたったころ。

メディアと一般市民の目は、米大統領選に向けられていた

どれも大きなお金が動いている。

no war24

お金と戦争の関係を象徴する言葉

軍産複合体

no war25

なぜ世界から戦争がなくならないのか?

軍産複合体という癒着構造があるため。

HULLIBURTON 米軍・国防総省と契約し油田の掘削や戦地にある油田の修復など幅広い事業を展開。

かつてのCEO

no war26

パパブッシュ政権、米国防省、国防長官。軍需産業にいろんなものを発注する責任者だった。

国防長官を辞めたら、その軍需産業(ハリバートン)に再就職をした。やめる際に株を売却=約36億円+退職金=24億円

その後、息子のブッシュ政権で、副大統領に就任。

イラク戦争が起き、ハリバートンと国防省との間で大きな契約が結ばれた=8400億円の発注

他の企業に一切知らせずに秘密裏に契約が交わされていた

これぞ軍産複合体の本質。

このビックビジネスに日本も参入できるようになるある政策が思考され、2014年に定められた

no war27

この政策によると、日本も武器を輸出し、市場を他国と競合することになる。

知らないうちに政策が変わった。


日本の防衛産業の今。

防衛装備=軍隊が戦争に使用する武器および技術。隊員の食料あるいは戦闘服なども含まれる。

自衛隊が使用するものは、武器ではなく暴政装備と呼んでいる。

移転=権利が移ること。ようするにこれを「他の国に輸出できる」ということ。

no war28

という三原則を日本はずっと守ってきた。

防衛装備移転三原則には条件がある。

no war30


日本がおかれている安全保障環境が厳しさを増しているから。

no war29

さらに、日本の防衛装備の輸出を諸外国から求められた。

そして、ある団体からの提言もあった。

経団連

国内産業の発展、経済成長のため

国民の安全、安心を確保することは国として重大な責務だから。


どんな企業が防衛装備海外輸出に参加していくのか。

no war 32


防衛装備をこれまでは日本国内だけだったのものを海外に輸出できればはるかにビジネスチャンスが広がる

そうしてほしいと、経団連が代表する形で、政府に働きかけた。

経団連のこの思惑は、アベ政権の経済政策、アベノミクスとも合致していた。


公約にも入っていた。

no war33


防衛装備庁は1800人規模の組織。

no war34

防衛装備という名のもとに武器をこれから輸出していく、それを国家戦略で進めていこう。

そうなればこういう産業はさらに利益が増えるだろう。=アベ政権の経済戦略。


no war35

後援は防衛省。

日本が売り込もうとしているもの。

no war36

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様々な日本の技術が実は武器に使えることも実は日本も知ってきて、今度は防衛装備として売れば、、これは大きなビジネスになるということ。

どこかで戦争が起きれば、景気が良くなるということ。

去年(2015年)12月に防衛省がだした2016年度の防衛費、初めて5兆円を超える。過去最大。

2015年6月26日、衆院平和安全法制特別委員会。

日本の防衛力の必要性についてのアベ総理の説明。

no war38


(防衛力)は戦争するためではありません。戦争を仕掛けられないようにするための抑止力にする。

キーワードは「抑止力」

世界どこの国も、戦争をするために軍備を増強するとは言わない。

みんないずれも「抑止力を高める」といって軍事費を増やしていく。

抑止力という概念をどう使うか、どう抑えるかということ、これもまた政治の大きな課題。




戦争をなくすため、人類はどんな努力をしているのか?

戦争の記憶をたくさん残している国がある。ドイツ

ドイツは戦争に負けた後、一度も国としての戦争を起こしていない。

そこには「二度と戦争をおこさないよに」という取り組みがある。

ケルン、エリ・・ホリス・クナップ学校。

日本の高校1年生に当たる歴史の授業。

第二次世界大戦について。半年間で40時間かけて勉強!

授業は先生が生徒に問いかけるように行われていた。

「第二次世界大戦の責任は誰にある?」

no war39

先生:そのとおりです。ドイツに100%責任があります。

no war40

正気とは思えない行為です。

当時、ドイツの首相として選んだのは、ドイツ国民。

そんなヒトラーを選んでしまった自分たちにも責任がある。

ということを、徹底的に教えている。

(生徒が)手を上げるときに1本指を立てて手を上げている。なぜか?

戦後ドイツでナチス式敬礼を廃止したため。

もし見つかったら、民衆扇動剤で5年以下の禁錮刑。

過去の過ちに目を背けず、徹底的に責任問題を教えるドイツの教育

no war41

「若者たちは、ドイツ人をして、ドイツに住むものとして、世界平和への責任背負い、自覚しなければなりません。」


生徒たちは

「将来、再び戦争が起こらないように、何度も学ぶのは良いと思いました。」

「このような事を学ぶと、二度と戦争が起こってはならないと思います。学ぶことによって、私たちの子孫まで忘れないようにしたいと思います。」

2泊3日の社会科見学。

向かった先は、かつて20万人以上のユダヤ人たちが収容されていた

no war42

この収容所では、銃殺や人体実験などで

no war43

ガイド: 水も食料ももらえず、なくなったユダヤ人の内臓をたべたという記録もあります。収容者たちは、非常におびえていました。

殺されたことが決まった人は、服を脱がされ、医者の部屋へ連れて行かれました。しかし、そこにいたのは、医者ではなく、ナチスの親衛隊員でした。目的は金歯を見つけることです。

言葉を失う生徒たち。

no war44

ドイツの学校では、こうした様々な方法で戦争の悲惨さを生徒たちに伝えている。

ドイツの取り組みは学校教育だけではない。

no war45

大小に並べられた多くの石碑は犠牲になったユダヤ人の棺をあらわす。 ナチスに虐殺されたになったおよそ60万人のユダヤ人を追悼するために作られた。

戦争を伝えるためのアプリ。

no war46

実際には転ぶための石ではなく、虐殺されたユダヤ人一人ひとりの命の重さを忘れないようにという意味がこめられている。

こうしたモニュメントはドイツ国内におよそ5000箇所ある。

これら全てが、、目の付く場所におかれ、親から子へと戦争について伝わっていくきっかけとなっている。

ドイツは過去と向き合うという努力を続けてきたからこそ、おなじ過ちを繰り返すことなく、ドイツも国家として戦争に参加することがなくきた。

戦争に勝つと、自分たちは正しかったんだ、ということになり、戦争についての反省がなおざりになる。

それが次の戦争を生み出してしまうのではないか?


そもそもなぜ戦争は始まってしまうのか?


戦争へ向かわせた、指導者たちの言葉。

ヒトラーは、戦争を起こして、武器などの生産と消費を繰り返しドイツ経済を立て直そうと考えた。

ポーランド侵攻後国民に向かって行った演説。

「わたしの人生は、国民ドイツ復興のための戦い以外の何者でもない。私はひとつの単語を習ったことがない。それは「降伏」である。

これはドイツ復興のための戦争だと自信に満ちた力強い演説で国民に訴える。

no war47

ドイツは必ず勝利する。

この言葉を当時のドイツ国民は信じ戦地へと向かっていった。

しかし・・・
no war48



第40代内閣総理大臣、東条英機。

1937年、日中戦争。 アメリカは日本の中国先攻を非難。日本への石油の輸出を禁止。

1941年、苦境に立たされた日本は真珠湾攻撃に踏み切る。

no war49


東条英機が首相官邸で国民に向けて行った演説。

「帝国は現下の時局を打開し、自存自衛を全うするため断固として立ち上がるをやむなきに至ったのであります。」

さらに国民を安心させるために、

「建国2600年、われわれは、いまだかつて戦いに敗れた事を知りません。この史蹟の回顧こそいかなる強敵をも破砕する確信を生ずるものであります。」

と国民を鼓舞。しかし。。。

no war50


第36代大統領、リンドン・ジョンソンの場合。

第2次世界大戦戦勝国のアメリカとソ連。

no war51

アメリカとソ連の代理戦争が世界各国で勃発。

中でも激戦だったのがベトナム戦争。

当時リンドン・ジョンソンがアメリカの国民に向けて行ったテレビ演説。

「わが軍に直接向けられたこの新たな攻撃行動は、合衆国の私たち全員に東南アジアの平和と安全のために戦う重要性を再び思い知らせました。

アメリカ軍に対して繰返される暴力行為には警戒的な防護のみならず積極的な報復でもって応じなければならない。」

後に、1964年の(ソ連の支援する)北ベトナムがアメリカンの駆逐艦を攻撃したとされるトンキン湾事件が

no war52


と疑われたが、ベトナム戦争はこうして泥沼化していく。

その結果。。。

no war53


第43代アメリカ大統領、ジョージ・ブッシュ

同時多発テロの後、支持率90%を記録したブッシュ大統領。イラクのフセイン大統領を非難し続けていた。

イラクは大量破壊兵器を開発し、世界の人々に脅威を与えているとして2003年、イラク戦争に踏み切る。

開戦の45分後、ブッシュ大統領が国民に向けて語ったテレビ演説。

「大量破壊兵器で平和を脅かすような、ならず者国家の思う通りにはさせません。われわれは危機を乗り越え、平和のための仕事を継続していきます。

われわれは自由を守ります。われわれは他国の人々にも自由をもたらします。われわれは勝利します。」

平和と自由のための戦争の結果は。。。

no war54

開戦から8年経った2011年に戦争終結宣言がだされたが、大量破壊兵器は見つからず、今なおイラクでは混乱が続いている。

そんなイラクでは、過激派組織「イスラム国」の勢力が拡大。世界各地で新たな争いが起こっている。


戦争の歴史を振り返ってみると、時代や国によって理由が違うけれど、それぞれのリーダーの言葉に多くの国民が熱狂する、というプロセスがあった。

復興

自由と平和

負けたことがない

異議を唱えると「非国民」といわれたり「空気をよまない」といわれたりする

結局なんとなくみんなが空気を読んいて、その流れに進んでしまう。そういう恐ろしさがある。


メディアと戦争

国民を熱狂させ、戦争をあおったのはメディアにも責任があったのではないか。

日中戦争の前、大阪の朝日新聞。

no war55

この記事を載せたことで、朝日新聞は反日的な、売国的な新聞だ、新聞を買うのをやめようという不買運動が起き、大阪朝日新聞の発行部数は激減。

2ヵ月後、戦争参戦路線に変えた

no war56

180度方針を変えた。これによって発行部数が伸びた。


no war57

残された家族は、父親や、夫や息子はどうなっているのだろう、と日中戦争の状況を伝えるラジオに耳を傾ける。

ラジオ放送は戦争報道によって聴取者が激増

歌謡曲を流していた番組が軍歌だけを放送するようになり、国民を戦争へと煽り立てるものに変わっていった。



テレビはどうか?

no war58

CNNは24時間ニュース専門チャンネル。

1991年湾岸戦争。いつでもどのような戦いをしているのかを伝えてくれる。まずCNNをつければ今の戦争の様子が分かる。

CNNの視聴者数が激増。

FOXニュース。 

イラク戦争を伝えるカメラは戦車の中。ライブで戦争の実況中継をするという驚くべき放送。

兵士の視点でものを見る、ということになる。アメリカの視聴者はアメリカ軍と一体化する。

軍とメディアが一体になった報道の仕方。

これにより、FOXニュースの視聴率はCNNを抜く。

戦争報道を人気取りのために使わなかったテレビ局もある。

1982年、フォークランド紛争のときのイギリスのBBC。

「イギリス軍 対 アルゼンチン軍」と報道した。

保守系議員になぜ「わが軍」と呼ばないのか、と追求されたのに対し、

no war59

と客観的な報道姿勢を変えなかった。

報道機関が政治に左右されてはならない

メディアによって実態が隠されたりゆがめられたりすると私たちは戦争について正しく認識することができない、あるいは正しく反省することがむずかしくなるのではないか。

この戦争でどちらに非があるのか客観的な評価ができなくなる、ということは大変危険なこと。

メディアは戦争報道の仕方について、自らを戒め、権力に利用されずにきちんと事実を伝える、そういう役割を果たさなければいけないのだと思います。」






今おかれている状況を客観的に見てみれば、

事実を客観的に伝えているメディア、情報が何なのか・・・

見えてきますね。


そして、

耳に心地よい言葉に流されている大衆も

見えてきますね。


どうしましょうか?

批判していても、嘆いていても、流れは止められませんから。


no war60



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Blue Dolphine

Author:Blue Dolphine
ボア君 21歳
(いのしし年生まれ)
ラビ君 18歳
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エリー 9歳
(ラブラドール犬 ♀)

と連れ合いに、そして周りの全ての人たちから日々幸せをもらっている母です。

バンクーバー近郊に被曝からの避難を考えている方、できる範囲でお手伝いします。遠慮なくご連絡ください。




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