LOSS
親
あまりにも共通点が多くて・・・共感が半端なく、そして癒し?救い?も半端ない。
引き続きFeeding My Motherから。

あぁ、なんて日なんだろう。 わたしはぐるぐる巻きにされて、そのひもはこんがらがっちゃって、先っぽがあちこちにつんつん見えてる。人生がまとまってわたしに託すことを決意したようだった。人生は言う、この小さなパズルを全部を紐解いて元通りにできたら教えて、って。
頭の中の思考が何百層にもなっている。苦痛の層の上に混乱、不信の層が重なる。心臓が止まるまでにどれだけの混沌を注入することができるのか、世界がわたしで試すことにしたようだ。そして、わたしの心臓は動き続ける。血液が津波のように胸の中でぐるぐる渦を巻き、全ての思い出をかき集め、その全てを涙管へと押し流している。わたしは泣かないようにしている。なぜだか分からないけど。そして泣かずにいると、実際に、肉体的にあごが痛くなる。何であごが痛いのか分からない。ただそこに全ての痛みが終結している。

わたしは父に、早く行ってと言い続けた。それは覚えてる。
何でこんなに長くかかるんだろうとおもっていた。こんなにも一生懸命肉体から抜け出すために頑張っていた父。そのあがきはわたしと弟をわけの分からない有様にずたずたに引き裂いた。
わたしはベッドの向こう側にいる弟を見続けてささやいていた。
「安らぎはどこ?安らぎとやらは一体どこなの?」
それは全く現れなかった。
最後の異常なその瞬間まで。
父の肺から当惑していたような、奇妙な音が這い出てきた。
父はまっすぐ上を見上げ、自分の体から旅立った。何百人もの病気の、怯えた人々がそれまで着たのであろうブルーと白の病院のガウンをまとった体から。
わたしは自分も死んでしまったように感じた。
皆がそう感じた。
わたしは一瞬父がわたしの袖を引っ張ったように感じたけど、それは、自分の心臓があまりにも激しく鼓動していて、ほんの少し自分の腕が上下していただけだった。
わたしはどこかでこんなことを目にしたくなかったと思ってしまう。そうすれば、父と母がいつものように夕食の残り物を持って腕を組み、わたしの家から歩いて戻る姿の記憶だけが残ったのに。
それは、嵐がありとあらゆる感情の土砂降りを起こしたような感じだった。1分元気になって、次の1分は心地悪さにもだえる。不安は小さなとがった歯のように、それはそれはしつこく噛み付いてくる。時々わたしにたたみかかる恐怖のブランケットは表現しつくせない。ほとんど息ができなくて、そうかと思えばそんなことうそのように消えてしまう。可笑しい。
いつそれが襲ってくるのか分かればいいとおもう。そしたらドアに鍵をかけて窓を閉めてしまうのに。だけどそうはせず、ただそれをやり過ごさなければならない。人生の苦しみをすっ飛ばすことはできいから。こんな風に書いていることさえバカらしく感じる。だって、わたしの苦しいことを世界中で起こっている苦しみに比べれば・・・多くの人が毎日、毎時直面している根深い恐ろしいことの数々。。。戦争、飢え、暴力、喪失、困難。わたしの苦しみは神様が時間をかけていられないくらい小さく目に見えないこと。神様が手間をかけるべきことでもないこと、そんなこと分かってる。わたしの人生で何が起ころうと、わたしは感謝の気持でいっぱいになる。

わたしはまだ父の去り方に苦悩している。ちっとも安らかなんかではなかった。呼吸の一つ一つが父の物凄い努力で行き来していた。
その死は騒々しく、軋んでいて、部屋中が水の中のようだった。わたしたち誰も呼吸できなかった。父と父の霊が轟くうねりと共に部屋の隅々に満たされていた。わたしは自分の頭が吹き飛んでしまうかとおもった。プレッシャーは物凄く大きくどっしりしていた。あなたはわたしの骨の中にまでいたのよ、お父さん。まるであなたがわたしの肉体を弾丸のように押し通しているような感じがした。
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心の記憶
親
去年の父の日に父を失い、その後、母はアルツハイマーと診断された。
このごろは良く聞く話だし、この年齢になれば身近にも同じような境遇の人は少なくない。特別なことでもなんでもない。
だから、普通に、誰もが経験してることなのだから、と衝撃を打ち消そうとしていた。誰もが通る道なのだから。
だけど、うまくいかない。 自分がどんどんいやになっていく。
そんな時、同僚が読んでみたら、ともってきてくれた”Feeding My Mother”という本に救われた。カナダのシンガーソングライター著。

今朝、ある友人に自分が孤児になったような気持がするということについて話した。自分が望む両親が、もうその役目を果たすことができないから。わたしは石が一杯詰まった巨大な袋のような過去を引っ張りだそうとし続けている。かつての両親でいてほしい、彼らが必要だから。その大きな袋を引っ張り出すことはできないのに、その試みを止めることができない。
なるがままに任せるしかない。そんなことは分かってる。両親がこれからなるがままに任せるしかない。彼ら自身の運命に進むことが少しでも楽になるようにしてあげなければならない。彼らにこれから起こることを変えることはできないのだから。
変化とは地獄の沙汰のよう。だから自分に優しくなる感覚を身につけて、かつての振る舞いを何度も何度も繰り返さないようにしないと。これは自分の人生で、いろいろな意味で一番タフなことだけれど、大声で泣き散らすことがかなりうまくなっている。本気で怒って、月に向かって遠吠えすることも。

母はすごく母らしいときがあるが、瞬きをした瞬間にいなくなってしまう。何年も知っていた母がこの建物から去っていく。そんな時、わたしは自分が物凄い怒りと苦い思いを味わっていることに気づく。他にどう表現して良いのか分からない。わたしは怒っている。まるで誰かがわたしの心の中に押し入って、一番大事なものを持ち去っていく感じ。わたしの母を。
わたしは自活するために自分を置いていってしまう母に腹を立てているのか, 自分のばかさ加減に腹を立てているのか分からない。辛抱強く、理解のある人間になるのに苦労している。母を常に正してしまう記憶ポリスになってしまう衝動と毎日戦っている。わたしは、もう絶望的に, 今母が生きている生活を心から受け入れて、自分がいる場所に母がいるものだと期待しないようにしたい。そこに戻ることはもはや不可能なのだから。常にということは間違いなく。

わたしは母に自分のことを忘れてしまうとおもうか、と聞いたことがある。 母は言った。
「そうね。。わたしの脳は忘れてしまうかもしれない。でもわたしの心は忘れないわよ。」

去年、父と一緒に散歩しながら見た桜が満開で、母は、ちゃんとそのことを覚えている。そんな普通の記憶がこんなにも尊いものなのかと、母の記憶の断片に触れるたびに胸がキュンとする。
このごろは良く聞く話だし、この年齢になれば身近にも同じような境遇の人は少なくない。特別なことでもなんでもない。
だから、普通に、誰もが経験してることなのだから、と衝撃を打ち消そうとしていた。誰もが通る道なのだから。
だけど、うまくいかない。 自分がどんどんいやになっていく。
そんな時、同僚が読んでみたら、ともってきてくれた”Feeding My Mother”という本に救われた。カナダのシンガーソングライター著。

今朝、ある友人に自分が孤児になったような気持がするということについて話した。自分が望む両親が、もうその役目を果たすことができないから。わたしは石が一杯詰まった巨大な袋のような過去を引っ張りだそうとし続けている。かつての両親でいてほしい、彼らが必要だから。その大きな袋を引っ張り出すことはできないのに、その試みを止めることができない。
なるがままに任せるしかない。そんなことは分かってる。両親がこれからなるがままに任せるしかない。彼ら自身の運命に進むことが少しでも楽になるようにしてあげなければならない。彼らにこれから起こることを変えることはできないのだから。
変化とは地獄の沙汰のよう。だから自分に優しくなる感覚を身につけて、かつての振る舞いを何度も何度も繰り返さないようにしないと。これは自分の人生で、いろいろな意味で一番タフなことだけれど、大声で泣き散らすことがかなりうまくなっている。本気で怒って、月に向かって遠吠えすることも。

母はすごく母らしいときがあるが、瞬きをした瞬間にいなくなってしまう。何年も知っていた母がこの建物から去っていく。そんな時、わたしは自分が物凄い怒りと苦い思いを味わっていることに気づく。他にどう表現して良いのか分からない。わたしは怒っている。まるで誰かがわたしの心の中に押し入って、一番大事なものを持ち去っていく感じ。わたしの母を。
わたしは自活するために自分を置いていってしまう母に腹を立てているのか, 自分のばかさ加減に腹を立てているのか分からない。辛抱強く、理解のある人間になるのに苦労している。母を常に正してしまう記憶ポリスになってしまう衝動と毎日戦っている。わたしは、もう絶望的に, 今母が生きている生活を心から受け入れて、自分がいる場所に母がいるものだと期待しないようにしたい。そこに戻ることはもはや不可能なのだから。常にということは間違いなく。

わたしは母に自分のことを忘れてしまうとおもうか、と聞いたことがある。 母は言った。
「そうね。。わたしの脳は忘れてしまうかもしれない。でもわたしの心は忘れないわよ。」

去年、父と一緒に散歩しながら見た桜が満開で、母は、ちゃんとそのことを覚えている。そんな普通の記憶がこんなにも尊いものなのかと、母の記憶の断片に触れるたびに胸がキュンとする。
今日はスペシャル
愛犬ACCEPT
心に響く話記憶
親
脳を通過した記憶が、消しゴムで消されていく。
いままでの普通の会話に、え??っていう瞬間が増えてくる。
何で、何度もおなじことを聞かれるだけで苛立つんだろう?
わざとじゃない。
忘れてるからって、誰かに迷惑をかけてるわけでもない。
何度も同じ会話を繰り返せばいいだけなのに。
ただ、同じ会話が繰り返されているだけなのに。
なぜ、その世界を受け入れられないんだろう。。。
あんなにもわたしを愛して、守ってくれて、いつも味方でいてくれた母に。
年をとって、夫を亡くしたショックを何とか乗り越えようとしている母。
そんな母が心配で、父を亡くした悲しみに直面できないでいるわたし。
フラッシュバックでよみがえる父と最後に過ごした悲しくて苦しかった瞬間の記憶を振り払うことしかできなくて。
そんな記憶でさえ、消えていってしまったとしたら、どんなに不安で悲しくなるんだろう。。。

忘れて行くばかりの自分に不安で一杯の母なのに。
なぜ、もっとやさしくできないんだろう。
母が感じる不安が数倍に膨らんでわたしの心にのしかかってくる。
まだまだ甘えたい、頼りたい。成長しきれない自分がいやになる。
でも、できる限りの笑顔で、
同じくらいの笑顔を見たいから
そしたら、楽になって、きっと幸せな気持になるから。
苦しいことも、悲しいことも、思えば果てしなくありがたいこと。
そうおもえば、笑顔が連鎖する。

いままでの普通の会話に、え??っていう瞬間が増えてくる。
何で、何度もおなじことを聞かれるだけで苛立つんだろう?
わざとじゃない。
忘れてるからって、誰かに迷惑をかけてるわけでもない。
何度も同じ会話を繰り返せばいいだけなのに。
ただ、同じ会話が繰り返されているだけなのに。
なぜ、その世界を受け入れられないんだろう。。。
あんなにもわたしを愛して、守ってくれて、いつも味方でいてくれた母に。
年をとって、夫を亡くしたショックを何とか乗り越えようとしている母。
そんな母が心配で、父を亡くした悲しみに直面できないでいるわたし。
フラッシュバックでよみがえる父と最後に過ごした悲しくて苦しかった瞬間の記憶を振り払うことしかできなくて。
そんな記憶でさえ、消えていってしまったとしたら、どんなに不安で悲しくなるんだろう。。。

忘れて行くばかりの自分に不安で一杯の母なのに。
なぜ、もっとやさしくできないんだろう。
母が感じる不安が数倍に膨らんでわたしの心にのしかかってくる。
まだまだ甘えたい、頼りたい。成長しきれない自分がいやになる。
でも、できる限りの笑顔で、
同じくらいの笑顔を見たいから
そしたら、楽になって、きっと幸せな気持になるから。
苦しいことも、悲しいことも、思えば果てしなくありがたいこと。
そうおもえば、笑顔が連鎖する。









